発売開始以来、多くのAGA患者を救ってきたプロペシア。
2015年からは日本でもプロペシアのジェネリック医薬品が発売されており、以前に比べ低価格で購入できるようになりました。
しかし、ジェネリック医薬品に対してイメージが湧きにくい方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ジェネリック医薬品の「効果」や「特徴」について触れつつ、
プロペシアのジェネリック医薬品についてわかりやすく説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。

ジェネリック医薬品ってなに？

 

ジェネリック医薬品とは一体なんでしょうか？
「なぜ低価格で購入できるの？」そういった疑問にお応えします。

ジェネリック医薬品とは「後発医薬品」のことで新薬の特許が切れてから発売され、新薬と同じ有効成分を含んだ医薬品のことです。
通常、新薬は多額の研究費と長期間(10年～20年)の研究、臨床試験を経て新しい成分の有効性や安全性が確認された後発売されます。
プロペシアが新薬にあたりますね。

新薬の再審査期間、特許期間が満了すると、新薬の成分は国民の財産となり、
他の製薬会社は、新薬と同じ有効成分の医薬品（ジェネリック医薬品）を発売できるようになります。

研究開発に多額のコストがかかってしまう新薬に比べ、
ジェネリック医薬品は開発などに、時間や費用をかけなくて済むため、低価格で販売することが可能になっています。

ジェネリック医薬品のプロペシア～メリット～

前述で述べたように、ジェネリック医薬品のプロペシアは、新薬と同じ有効成分を含んでいながら、低価格で購入することが可能です。
現在、日本ではMSD社がプロペシアを販売しており、ジェネリック医薬品に関しては、10社が厚労省から許可を得て発売しています。

プロペシアのジェネリック医薬品を取り扱う10社

 

• ファイザー株式会社
• 沢井製薬株式会社
• 東和薬品株式会社
• クラシエ株式会社
• あすか製薬株式会社
• 本草製薬株式会社
• 武田テバファーマ株式会社
• 富士学工業株式会社
• 岩城製薬株式会社
• SKIファーマ株式会社

プロペシアの価格は通常だと、28錠で7,000円~8,500円程で、
ジェネリック医薬品のプロペシアは、28錠4000円~6000円程でやはり価格には大きな差があります。
また、ジェネリック医薬品は新薬の形を改良したものもあるため、新薬に比べ飲みやすいなどのメリットも◎

低価格で有効成分も同じジェネリック医薬品のプロペシアには、メリットしかないのでしょうか？
今度はデメリットも見ていきましょう。

見逃せないデメリット

日本で販売されているジェネリック医薬品のプロペシアは、新薬と同じ有効成分が同容量入っており、
体内で代謝される時間も成分量もほぼ同じであると厚労省に認められていますが、極わずかに異なり完全に一致しているわけではありません。

有効成分が同じでも添加物が異なることや、製造工程も異なることが起因して、
新薬のプロペシアとまったく同じ効果を得ることができないと言われています。

とはいえ、日本で正式発売している10社に関しては、厚労省から許可を得ていますので副作用などの問題に関して安心して飲むことができます。

海外製のジェネリック医薬品について

怖いのは海外製のジェネリック医薬品を個人輸入する場合です。
海外から個人輸入したプロペシアには偽造医薬品が多くあり安全性、有効性が保証されません。

日本では、厳正な審査を通ったものしか発売されませんが、(海外)特に新興国で製造された薬では話が違います。
日本の医薬品医療機器等法に基づく品質の安全性は確認されていませんし、
WHO(世界保健機関)によると流通するフィナステリド錠のプロペシアの10％が偽造されたものであるとされています。

有効成分の量が少ない、入っていない、または多すぎるといった問題に加え、
添加物に発がん性の物質が入っていたり、思わぬ副作用が起こる場合もあるのです。
低価格だからといって安易に購入せず、安全性の高い新薬か、厚労省で認められている10社から購入することをおすすめします。

服用する際は専門医へ相談しよう！

ジェネリック医薬品のプロペシアについて、メリットとデメリットに分け説明いたしました。
体内に入れるものなので、個人の判断では思わぬ結果を招く恐れがあります。

今日では、全国に多くのAGA専門クリニックが展開されており、カウンセリングのみ受けることができるクリニックも増えています。
専門医に相談すれば、「的確な対策方法」を知ることが可能です。
AGAにお悩みの方、まずはAGA専門クリニックに行って相談から初めてみてはいかかがでしょうか？