脱毛の初回カウンセリングの際などに「予約日前後の飲酒はNGです」といった説明を受けたことがある方は多いと思います。とはいえ、飲酒に関する説明は意外にサラッと終わることが多く、その理由を聞くことはないと思います。
そのため、施術日前後の飲酒について軽く考えてしまい、サロン帰りに飲み会に参加してしまったり、帰宅後軽く飲酒してしまったりする方が少なくないようです。
しかし、多くの方が思っている以上に脱毛前後の飲酒は身体や皮膚に悪影響を与えてしまいます。
そこで今回は、脱毛前後になぜ飲酒がNGとされているのか、その理由についてご説明していきたいと思います。
脱毛の施術後にお酒がNGとされる理由は、飲酒によって血行が促進されることを防ぐためです。
現在、エステやサロンでは光脱毛、クリニックではレーザー脱毛が主流となっていますが、この2つはどちらも「高熱」を利用した脱毛方法となっています。
光脱毛・レーザー脱毛では、毛根や毛包に含まれるメラニン色素に作用する光を照射して体毛内に熱エネルギーを発生させます。この時、発生した熱は体毛を伝って毛根に届き、ムダ毛の発生や育成を司る細胞にダメージを与えることで、抑毛効果を発揮させます。
この熱は通常毛根や毛包周辺に集中しますが、やはりどうしても毛穴や周囲の皮膚にも軽い炎症や火傷を引き起こしてしまいます。とはいえ、この軽い炎症や火傷は、施術前後のアイシングや保湿ケアといったアフターケアで症状を防いだり改善したりすることが可能です。
但し、こういったケアを行った後であっても、血行が良くなりすぎたり、体温が上がる行動を行ったりしてしまうと、炎症や赤みなどの肌トラブルが起きてしまう危険性があります。そのため、血行を促進し体温を上げる効果のある、飲酒は脱毛後NGとされているのです。
脱毛後だけでなく、脱毛前も飲酒を控えるよう指導されるのは何故でしょう。
それは、脱毛施術に支障がでる可能性があるためです。
飲酒をして体内にアルコールが残っている間は、血行が促進され、肌が敏感な状態となります。この状態で脱毛施術を行ってしまうと、施術後に赤みや炎症、痛み、かゆみなどの肌トラブルが生じやすくなります。
ツルツルのキレイなお肌を手に入れるためであれば、2~3ヶ月に一度の禁酒など、簡単に耐えられるはずです。
お酒好きの方には辛いかもしれませんが、安全性やリスクを考慮して、予約前日は丸一日お酒を飲まないくらいの心持ちで脱毛に臨みましょう。
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