ふとした時に気になるムダ毛・・・
特に鼻毛は、他人から指摘された際に気づくなど、恥ずかしい思いをした経験のある人は、少なくないのではないでしょうか？

ある調査では、ビジネスパーソンが気になる他人の身だしなみ、1位は「鼻毛」であるという結果が出ました。
他人からは意識される反面、自分では意外と気づかないのが「鼻毛」ですよね。
「鼻毛なんて、一層のこと脱毛してしまいたい！」と思うのも不思議ではありません。
しかし、鼻毛は脱毛しても良いのでしょうか。
生えている以上、何かしらの役割はあります。
そこで今回は、鼻毛は脱毛していいのか、処理はどうやって行うかなど解説していきたいと思います。

鼻毛の役割って？

一見、邪魔に見える鼻毛ですが、ただのムダ毛ではありません。
実は、様々な役割があるので、それぞれ解説いたします。

①鼻の中の乾燥を防ぐ

まず鼻毛には、鼻の中の温度、湿度を一定に保つ役割があります。
鼻の奥の粘膜が乾燥してしまうと「ドライノーズ」と呼ばれる状態になってしまいます。
ドライノーズになると、鼻の中の免疫が下がってしまい、ウイルスやアレルギー物質により鼻炎や感染症にかかりやすくなってしまうのです。
つまり鼻毛があることにより、鼻呼吸時に鼻の中に水蒸気を溜め、感染症や鼻炎を防いでいるというわけです。

鼻毛の役目の中で、フィルターとしての働きが最も大きな役割と言えます。
空気中には、見えないホコリやゴミ、ウイルスなどが含まれており、そのまま空気を吸い込んでしまうと、風邪や他の病気にかかりやすくなってしまいます。
また、鼻の奥には粘膜があり、喉や肺に直接つながっているため、ウイルスなどを気管支へと吸い込む原因にも・・・
しかし、鼻毛が生えていることにより、
空気中のゴミ、ウイルス、ホコリは鼻毛に引っ掛かり、鼻の奥の粘膜への到達、体内への侵入を防いでくれるといった役目を果たしてくれます。

③においを感じとる役目

鼻毛は、においを感じ取る役割も果たします。
鼻毛の中には、嗅毛と呼ばれる毛が存在し、嗅毛には嗅覚受容体と呼ばれるにおいを感じ取る細胞が備わっています。
嗅覚受容体は、においを感知すると情報を脳に送り込む働きがあるため、嗅毛は、主に鼻の奥の粘膜である「嗅上皮」に生えています。

鼻毛の処理方法は？

先ほども説明した通り、鼻毛は私たちが思うより、とても重要な役割を果たしています。
「鼻毛って処理してもいいのかな？」と思ってしまいますよね。
しかし、安心してください！
鼻の奥の鼻毛でなければ、具体的には鼻の穴から5㎜～7㎜の部分だけ処理しても問題ありません。
しかし、鼻の奥まで処理してしまうと、感染症にかかる恐れや、粘膜を傷つけてしまうことになるので注意してください。。

鼻毛脱毛をする

鼻毛を脱毛することも一つの手です。
脱毛には大きく分けて、ワックス脱毛とレーザー脱毛があります。

・ワックス脱毛
市販の脱毛クリームを使って脱毛を行うと、価格は300円前後で、サロンに通うと2,000円前後となります。
サロンで購入する場合も、市販のものでも、比較的値段は安く済みますし、痛みもまだ耐えられるでしょう。
しかし、抜いても再び生えてくるため、毎月行う必要があります。

・レーザー脱毛
価格は6,000円～7,000円とワックス脱毛より、高くなります。
また、痛みも非常に激しく「鼻がとれたのかと思った」という意見も耳にします。
しかし、価格が高く痛い代わりに、5回～6回で完全に脱毛が完了するため、ワックス脱毛のように毎月通う必要がありません。
「痛みは我慢出来るからレーザー脱毛をしてみたい」と思う方もいるでしょう。
ここで問題点が一つ。
現在、鼻毛のレーザー脱毛を行っている機関は全国に数店舗ほどしかないので、探すのが非常に難しいです。
そして、レーザー脱毛には問題点が他にもあります。
レーザー脱毛することで、毛がなくなっている部分があるため、
・風邪を引きやすくなる
・花粉症になりやすくなる
などのデメリットも考えられます。
もともと、風邪や花粉症にかかりやすい方は、レーザー脱毛はやめておくといいでしょう。

鼻毛を切る

風邪を引きやすい方、花粉症の方は鼻毛を切ることをおすすめします。
・鼻毛用のハサミ
最も簡単で、安く処理をする方法が、ハサミで切ることです。
鼻の奥の毛まで切らず、手前の毛だけを切ることを意識しましょう。
・鼻毛カッター
鼻毛カッターは、電動で鼻毛を切ってくれるもので、鼻毛カッターを鼻の中にいれ、スイッチを押すと先端が回転し毛をカットしていく仕組みです。
電動で切っていくため、鼻毛の長さを均一にすることができ、ハサミで切るより素早く終わります。

まとめ

鼻毛の役割や、処理方法について解説いたしました。
何度も言うようですが、鼻毛を処理する際は、全ての毛を処理せず、目立つ部分だけ処理するよう注意しましょう！
ワックス脱毛、レーザー脱毛などご紹介しましたが、自分に合った処理方法を、ぜひ見つけてくださいね。