多くの方が悩んでいる鼻の黒いポツポツ、通称「いちご鼻」。
鼻は顔の中心に位置するため、非常に目立ちやすい部分でもあり、人からの視線が気になる部分でもあります。
目立ちやすいが故に、鏡を見るたびに気になり、気分が落ち込んでしまうなんて方も多いのではないでしょうか。
気になるからメイクで隠そうとしても、いちご鼻の場合は毛穴が開いてしまっているので、化粧ノリが悪く隠すことが難しくなっています。
今回は、いちご鼻を「正しく」根本的にしっかりと治す方法をご紹介したいと思います！

いちご鼻の原因は？

 

治療法を考えるためには、原因を知る必要がありますよね。
なのでまず、いちご鼻の原因をご紹介していきましょう！

①皮脂の分泌

皮脂とは、皮膚の皮脂腺から分泌される油のことを言います。
皮脂は、外界から異物が侵入するのを防ぐ、お肌の水分蒸発を妨げる、などの作用があり非常に重要な成分です。
皮脂が分泌される自体は必要なのですが、過剰に分泌されてしまうと、皮脂と古い角質が毛穴を詰まらせます。
皮脂が詰まると、皮脂と古い角質は時間が経つにつれ酸化していき、汚れも付着することも相まって、黒ずんでしまいます。
皮脂が過剰に分泌されてしまう原因は、
・ゴシゴシ洗いすぎて顔の油分を除去しすぎてしまっているため、補うために皮脂が余分に出てしまう
・糖分、油分の多い食事
・保湿不足
などが挙げられます。
洗顔は油分を出来るだけ落とそうと考えがちですが、落としすぎるのも良くないということになります。

②ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは肌が、皮膚の奥で生まれ、肌の表面に現れ、垢として落ちていく、という一連の流れのことを言います。
つまり、肌の生まれ変わりを言うのです。
ターンオーバーが乱れてしまうと、垢として皮膚から落ちるはずの古い肌がいつまでも滞在し、毛穴が詰まってしまうのです。
ターンオーバーの乱れは、
・間違ったスキンケア
・栄養バランスの悪い食生活
・睡眠不足
などに起因します。

③色素沈着

色素沈着とは毛穴にメラニン色素が沈着してしまうことです。
現象としては、「シミ」と同じ原理となります。

いちご鼻の治し方は？

いちご鼻の治し方を、効果の観点からおすすめ順で並べてみましょう！

生活改善

(おすすめ度★☆☆☆)
一度いちご鼻になってしまうと、食事改善・睡眠、運動を取り入れたりなど、生活習慣を見直すだけでは、完全に治すことは期待できません。
しかし、悪化しないようにする、という面では効果を期待できますので、さっそく紹介します。
摂るべき栄養素
・ビタミンA
皮膚や粘膜を健全な状態に保つために重要な栄養素です。
ビタミンAが不足すると、皮膚のバリア機能が低下し、いちご鼻を悪化させてしまいます。
豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、たまご などに多く含まれています。

・ビタミンB群
脂質の代謝に使われたり、タンパク質を分解し、髪や皮膚の成長を促す為に重要な栄養素となります。
不足するとホルモンバランスの乱れや、肌荒れ、いちご肌を悪化させる原因にも。
カツオ、マグロ、サンマ、バナナ、ナッツ類、レバー、あさり などに多く含まれています。

正しいスキンケア

(おすすめ度★★☆☆)

いちご鼻に対する正しいケアは、溜まった皮脂と汚れを取り除くことが重要です。
無理に取り除こうとするのではなく、日々の洗顔で丁寧に洗っていきましょう。
しかし、洗浄力が強すぎるとお肌も傷つけてしまいますし、皮脂も過剰に分泌してしまいます。
アロエやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものを選んで洗顔しましょう！

自宅でピーリング

(おすすめ度★★★☆)
ピーリングとは肌に残ってしまったタンパク質を分解し、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整える効果のあるアイテムです。
肌のくすみも取れ、開いた毛穴が小さくなることが期待できます。
肌のターンオーバーも整い、いちご鼻の原因であるメラニン色素を排出し、毛穴も小さくなる、なんてすごいですよね！
しかし、ピーリング後は肌が敏感になっており、バリア機能が低下しているため、入念な保湿が必要となってきます。
お手入れは、10日に1回程度を目安としましょう。

まとめ

今までご紹介してきたのは、あくまで自分でできるケアでした。
しかし、自分でできるケアは効果を実感するのに時間がかかりますし、効果が期待できない場合もあります。
そのため、1番おすすめするのは、皮膚科や専門医などの医療機関で治療すること。
保険診療であれば、ディフェリンという外用薬を処方してもらえ、保険外ならば、ケミカルピーリング、レーザー治療、ダーマローラなどの治療を選ぶことが出来ます。
いちご鼻というのは病気ではないため、保険外治療で治療費が高くなってしまうことがありますが、まずは、医療機関にご相談に行くことをおすすめします。