薄毛・抜け毛の背後に病気が隠れているかも!?

男性だけの悩みだと考えられていた「薄毛」も、今や多くの女性が悩んでいると考えられています。
「仕事が忙しくなってから髪が抜けるようになった」、「髪がうまくセットしづらくなってきた」などと悩んでいる方も多いのでは無いでしょうか?
男性の薄毛の原因は、AGAと呼ばれる男性ホルモンの関与による事がほとんどなのですが、女性の薄毛原因は様々考えられます。
原因の中にはもしかしたら病気が隠れていることも…隠れているかもしれない病気について、そして女性特有の薄毛の原因などについて解説していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

女性の薄毛の原因は?

女性の薄毛の原因をひとつずつ見ていきましょう!

ストレスや食生活の乱れ

一昔前とは違い、女性も社会の中でバリバリ働いている昨今。
家の中の家事だけでは感じなかったストレスや緊張感を多く感じている女性、またなかなか自分の食生活に気を遣う時間や体力が残ってない方も多くいらっしゃるでしょう。
仕事や人間関係などでストレスや緊張感を感じると、血管が収縮し、血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなると栄養が行き届きにくくなり、髪の毛が成長しにくくなってしまうのです。
加えて、食生活が乱れていると、より一層髪の毛に栄養が行かず薄毛や抜け毛、キューティクルが失われるなどを招くことは想像しやすいですよね。

休止期脱毛症

ストレスや食生活の乱れが原因の薄毛は男性も考えられますが、休止期脱毛症は女性特有のものです。
髪の毛を含めた体毛は、毛が伸び成長する成長期、毛の成長がストップする退行期、毛が抜けていく休止期、という過程を周期的に繰り返しているのですが、休止期脱毛症になると成長期の毛包が休止期に移行し、脱毛が多くなってしまいます。
主な原因はホルモン環境の急激な変化と言われており、出産や妊娠中絶、大きな外科手術を受けた後などに発症する場合が多いこと。
また、ホルモン環境が整っていくと治っていくので、一過性であることが多いことも特徴です。

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAは病気ではなくホルモンバランスに起因する薄毛です。
ところで、なぜ女性より男性のほうが薄毛に悩まされやすいのでしょうか?
その原因がわかればFAGAについて理解しやすくなります。
当然ながら、男性は女性より男性ホルモンの量が多く(女性の体内でも男性ホルモンは作られます)、
その男性ホルモンにより髭や筋肉質な、いわゆる「男らしい」身体を作り出すのです。
しかし、男性ホルモンには嫌な働きがひとつ。 男性ホルモン自体では問題ないのですが、特殊な酵素と結びつくことによりジヒドロテストステロンという髪の毛の成長を抑制してしまうホルモンを作り出します。
一方、女性ホルモンは子供を産むために必要なホルモンで、女性に多く存在し、髪の毛に対しては成長を促し、コシやハリを与える働きがあります。
ゆえに、男性のほうが薄毛に悩まされやすいのです!
しかし、身体は常に変化し続けるもの。 女性の「ある時期」に元々のホルモンバランスが乱れ始めます。
「ある時期」こそが、40歳~50歳ごろ、つまり更年期です。
更年期の閉経にともない、女性ホルモンが徐々に減少していき、相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、男性と同じ脱毛症が表れる事があるのです。
頭頂部、つむじが影響を受けやすい場所になります。

自己免疫疾患

身体の中にウィルスや細菌が入り込んだ際、異物とみなし攻撃をし身体を守ってくれる免疫機能。
この免疫機能が無ければ生きていけないですし、ありがたい存在なのですが、何らかの影響で免疫機能に異常が生じ、自分の身体の物を異物とみなして攻撃し、身体から排除しようと働いてしまう場合があります。
この状態を自己免疫疾患といいます。
過度なストレスや遺伝などが原因とされていますが、まだ明確に明らかになってはいません。
また、アメリカでは自己免疫疾患患者の約8割が女性であるというデータがあり、日本の患者でも、女性患者は男性患者の2倍~8倍ほどであるとも言われており、女性がかかりやすい病気とされています。
では、女性がなりやすい理由はなんなのでしょうか?
妊娠時に、非自己である胎児を受け入れる為の構造が故、過度なストレス、遺伝、など様々言われておりますが、実は明確に解明はされておりません。
自己免疫疾患が薄毛の原因である場合、Tリンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃し毛が抜けていってしまいます。
その毛は髪の毛だけでなく、眉毛や体毛に至るまで症状がでる可能性があります。

治療方法は?

自己免疫疾患が原因でない限り、女性の薄毛はホルモンバランスの乱れや変化が原因なので、最も手軽に始められる治療は食生活、生活習慣の改善です。
休止期脱毛症の場合も、症状がひどい場合には病院に相談したほうがいいと思われますが、ホルモンバランスというのは食生活などによって整ったり、乱れたりするもの。
やはり、普段の生活を整える事が先決になってきます。
もし、食生活でも改善できない場合や、自己免疫疾患の可能性がある場合は、専門のクリニックや病院で治療を行うとよいでしょう。
専門的な薬やアドバイスをしっかり聞くことができますよ!

おすすめの食事は?

ここで、薄毛に悩む女性に摂取してほしい栄養素、その栄養を含む食材をご紹介します。

・タンパク質

髪の毛や皮膚など身体の多くの細胞がタンパク質で構成されているため、髪の毛の原料として重要な栄養素です。
間違ったダイエットをしている女性は、野菜ばかりに注目しすぎてタンパク質が不足している場合があります。
大体80g~100g程の量を摂取することを心掛けて下さい。

タンパク質を多く含む食材と含有量
☆お肉全般(カロリーが低く高タンパクな鶏の胸肉の場合)➡23.3g/100g
☆魚(高たんぱくな白身)➡18g~22g/100g
☆納豆➡約6g/100g
☆卵➡6.4g/100g
☆乳製品(プロセスチーズ)➡23g/100g

・亜鉛

髪の毛を成長させる為に重要な栄養素で、髪の毛を作る毛母細胞を活性化させる働きや、またFAGAでの男性ホルモンの働きをできるだけ抑制する働きがあります。
特に意識していないと不足していることが多いので、意識的に取り入れる必要があります。
摂取基準は成人女性だと8~10mg程ですが、あまり多くとりすぎると銅の吸収を阻害してしまうので、摂取量35mgを超えないようにしましょう!

亜鉛を多く含む食材と含有量
☆カキ➡5.3mg/2個
☆豚レバー➡5.5mg/80g
☆牛肩肉➡5.1mg/角切り3切れ(90g)
☆牛もも肉➡4.6mg/薄切り3枚(90g)
☆納豆➡1.0mg/1パック
☆玄米ごはん➡1.2mg/1膳

・大豆イソフラボン

大豆イソフラボンにはうれしい働きが一つ。
実は、女性ホルモン「エストロゲン」と似たような化学構造を持ち、似た働きをすることがわかっているのです!
更年期のエストロゲンの減少、生理不順などに対し効果が期待されます。
和食に多く含まれていることが多く、最低50mgは摂取したいもの。

大豆イソフラボンを多く含む食材と含有量
☆納豆➡36.0mg/1パック
☆きな粉➡15.6mg/おおさじ1
☆豆腐➡40mg/半丁
☆豆乳➡40mg/200g
☆味噌汁➡8mg/1杯

一人で悩まないで!

お肌が荒れていようと死に関わることではありませんが、気持ちの面で大きく関わり、悩みがあると自信が持てず、行動を狭めてしまうこともあります。
それでは、せっかくの人生を楽しめないことも。
命に関わることではないにしても、明るく生きていく為に、自分の判断だけでなく、専門医や色々な人の意見を聞きながら解決していきましょう!

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