産後、いつから脱毛できるの?

産後は、新たな命を産んだ喜びがある反面、心配ごとは尽きません。
赤ちゃんの体調や食事、そして、自分の身体のことも気になりますよね。
妊娠前は脱毛を行っていたが、妊娠を機に中断をし、いつから再開していいものか気がかりである方も多いでしょう。

・妊娠中は脱毛を中断したほうがいい?
・脱毛再開の時期はいつ?
・妊娠中の身体の変化は?

といった疑問にお答えしていきたいと思います!

妊娠中の脱毛はOK?

まず、妊娠中は脱毛してよいのでしょうか?
結論から言うと、基本的に妊娠中は、ほとんどの脱毛サロンや医療脱毛クリニックでも出来ません。
主な理由は以下のことが挙げられます。
・妊娠中は肌が敏感になる
・妊娠中に体毛が濃くなる「多毛症」になりやすい
・薬品の臭いなどで吐き気を感じることがある

これらのことは妊娠中に多くの女性が感じることで、原因は妊娠中の女性ホルモンのバランスの変化によるものです。

妊娠中の身体の女性ホルモンの変化は?

身体に変化をもたらす「女性ホルモン」を時期別に分けていきましょう!
女性ホルモンの変化について理解しておくと、ご自身の心や身体の変化に対して理解が深まるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

・排卵期

排卵期には、黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)、2つのホルモンが主に活躍します。
LHが女性ホルモンのエストロゲンの分泌量を増やし、FSHが卵胞の発育を助けることにより、子宮内で受精卵を迎える準備を始めます。

・妊娠初期

受精卵が子宮内で無事に着床すると、体内で性腺刺激ホルモン、ゴナドトロピン(hCG)が分泌されます。
性腺刺激ホルモンは、卵巣に卵胞の排卵を止めるように働きかけ、hCGはエストロゲン、プロゲステロンの生成を行います。
妊娠初期の時期から血液量が増え、肌も敏感となり、妊娠期特有のほてりが現れることも。

・妊娠中期

妊娠初期に多く作られたエストロゲン、プロゲステロンは子宮筋を肥大させ、子宮血液量を増やし胎盤の発達を助ける作用があります。
上記であげた2つのホルモンは、赤ちゃんを迎え入れるために重要な作用をする一方、血流が増え体温が上がることによる頭痛や、
精神面での不安定さをもたらす作用、つわりや疲労感、そして肌トラブルをもたらす作用もあります。
つわりや頭痛、肌トラブルなどはありがたくない事ですが、赤ちゃんを迎え入れるために仕方のないことなんですね。
また、通常時と女性ホルモンのバランスが異なることで、メラニン色素が沈着しやすくなり「多毛症」を引き起こします。

・妊娠後期

エストロゲン、プロゲステロン量は増え続け、他にリラキシン、オトキシン、プロラクチンというホルモンが増えていきます。
リラキシンは、出産に向け、靭帯等を緩めていくホルモンを指し、
オトキシン・プロラクチンは、鎮痛作用、出産後の授乳に向けて母乳の分泌を増やすなど、出産に向け最後の準備を促す作用があります。

・出産後

つらい時期を終え、無事に新たな命を産むと、エストロゲンなど女性ホルモンは減少していきますが、
ホルモン減少により鬱や気分の落ち込みを経験する方もいらっしゃいます。

いつから脱毛できるの?

産後も、しばらくはホルモンバランスが正常値ではありません。
ホルモン値が正常に戻る時期は、母乳育児であれば母乳をやめた後の1ヶ月~3ヶ月、母乳育児でなければ、産後3か月~6か月ほど。
上記が脱毛を再び開始する目安となるでしょう。

しかし、育児でのストレスやホルモンバランスの乱れが長期化する可能性もあるため、バランスの良い食事や良質な睡眠などが重要になってきます。
また、食事面では、
・亜鉛(納豆、豆腐、豆乳、カキ、きな粉)
・葉酸(ほうれん草、枝豆、アスパラガス)
・鉄分(レバー、牛肉(ヒレ)、納豆、あさり)
・ビタミンE、C(落花生、かぼちゃ、アボカド、パプリカ)
・タンパク質(鶏の胸肉、マグロの赤身、きな粉、卵)

以上を意識して摂ると女性ホルモンが正常化するため、おすすめです!

まとめ

妊娠中、脱毛は出来ませんが、産後3ヶ月~6ヶ月後を目安に脱毛が可能です。
とはいえ、妊娠、出産は身体にとって大きな変化をもたらしますので、無理をせずに妊娠と脱毛に向き合っていきましょう!

 

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