便秘だと肌が荒れる

多くの人を悩ます”便秘”・・・
特に、便秘に悩む女性は多いのではないでしょうか。
女性の場合は、便秘によって以下のような肌トラブルを引き起こすとも言われていますが、果たして本当でしょうか?
・肌が荒れ
・吹き出物が出てくる
もし本当に、便秘が美容に悪いというのならば、今すぐにでも治したいものですよね!
そこで今回は、便秘の原因や解消方法まで、詳しく解説していきたいと思います!

便秘の原因とは?

日本内科学会によると「便秘とは、3日以上排便がない状態」と定義されています。
便秘は、機能性便秘と器質性便秘の2種類に分けて考えることができます。

機能性便秘

大腸の働きの異常が原因で起こる便秘で、さらに弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘の3種類に分けることが出来ます。

弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)

大腸の運動が低下し、便が動きにくくなっている状態。
便の動きが遅くなると、腸の中で便の水分を余分に吸収してしまうため、便秘が起こってしまいます。
排便時に必要な、腹筋の筋肉などが弱まること、腸の働きを促す不溶性食物繊維が足りないことで起こる便秘です。

痙攣性便秘(けいれんせいべんんぴ)

過度なストレスや疲労などにより、自律神経の働きが乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで引き起こる便秘です。
副交感神経は内臓機能を働かせる役割があるため、自律神経が乱れると大腸が痙攣し、便の正常な移送を妨げてしまいます。
排便があっても、小さい塊であったり、少ない量であったりと残留感を感じやすい便秘となります。

直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

便が直腸に入ると、直腸が伸びて便意を感じます。
しかし、日常的に便意を我慢し、便を排出しないなどを行うと、直腸の感受性が鈍り、便が直腸に入っても便意を感じなくなってしまいます。
つまり、便が排出の準備が出来ているのに、便秘になってしまうのです。

器質性便秘(きしつせいべんぴ)

大腸の傷や形が異常であることにより、起こる便秘のこと。
例としては、手術後の傷や、炎症、などが原因となることが多いです。
医師に相談してみることも重要です。

便秘によって起こる体の症状は?

便秘は、体に異変を引き起こす原因にも繋がります。
今回は特に気になる4つの症状を紹介します。

①肌荒れ

便秘によって、便が腸に長時間滞在すると、便の腐敗が始まります。
「体の中で、便が腐敗している」と聞いただけで、なんだか不安になってきますよね。
便が腐敗すると、腸内の悪玉菌が増えていき、悪玉菌の働きでアンモニアなどの有害物質を作り出してしまいます。
腸で吸収した栄養を肝臓から心臓へ送り出し、血流として全身へめぐっていくため、
腸内で発生した有害物質も栄養分と同じように全身をめぐってしまいます。
有害物質の一部が、その後汗となり、肌の表面へ放出され、肌荒れを起こしてしまうと考えられています

②腹部膨張感(ふくぶぼうちょうかん)

便秘中は、お腹に便が溜まっているため、お腹に膨張感を感じるでしょう。
また、ひどくなってくると、張りだけでなく痛みを伴う場合があります。
お腹の痛みと、張りは生活にも支障が出るほどに、ひどくなる場合がありますので、早めに医師に相談することをおすすめします。

③食欲低下

便が腸に溜まってしまうと、新しい食べ物を腸に入れることが出来なくなります。
結果、食欲不振や、吐き気、嘔吐などの症状が出る原因にも繋がります。

④ストレスを感じやすくなる

腸には、百兆個もの腸内細菌が生息しています。
無数の神経細胞の集合体である神経節と、無数の血管が張りめぐらされ、腸内で作り出す物質が、多くの神経や血液を介して、脳の機能にも影響を及ぼすのです。
普段から、ファストフードなど栄養バランスが悪い食べ物を摂っている方などは、
腸内環境の悪化に伴い、うつ病などの精神疾患を有したり、イライラしがちであるなど、脳の健康悪化にも繋がってしまうので注意しましょう。

便秘を治すには?

繰り返しにはなりますが、腸は、栄養吸収・血流の循環・ストレスの緩和など、健康面に関わる大切な働きをする臓器です。
良質な血液を各細胞に送ることが出来れば、身体の調子が改善されます。
では、便秘を治すには何をすれば良いのでしょうか?

食物繊維を摂る

腸内環境を整えるために、1日20gの食物繊維を意識的に摂ることを心がけましょう。
食物繊維を摂ることで、短鎖脂肪酸(たんさんしぼうさん)という物質が作られ、腸の動きを活性化させることができます。
食物繊維は「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、どちらも食べる必要があります。
・藻
・納豆
・果物
・昆布
・オートミール
上記で挙げている食品がおすすめです。

運動とマッサージ

腸は外から触れることができる唯一の臓器だといわれています。
おへそ周りをゆっくりとマッサージしたり、手首にある「間使」というツボを押してみてください。
また、便秘は腹筋の強さにも大きく影響しています。
毎日、腹筋運動を行ってみたり、毎朝起きるときに腹筋を意識して起きてみましょう!
ウォーキング、水泳、ジョギングも腹筋も含め、全身の筋肉を使うので、おすすめです。

深呼吸

便秘の原因の際にお話ししましたが、便秘は自律神経の乱れも大きく関わってきます。
日中:交感神経が優位になり活動的になります
夜間:副交感神経が優位になりリラックスする時間帯
しかし、現代人はストレスや、スマホ、パソコンの画面を見ることなどが原因で、交感神経が乱れ、不眠症、便秘などを引き起こしてしまいます。

深呼吸を繰り返すことで、交感神経が優位となりがちな現代人の自律神経を整えてくれます。
一日の終わりに深呼吸を試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?
便秘には、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘、器官性便秘があることがわかりました。
便秘によって、腸内環境が乱れ、肌荒れにも繋がってしまします。
日頃から、腸内環境を整えることを意識することで、便秘や肌荒れの改善だけではなく、健康な身体を手に入れることができるので、
ぜひ意識してみてください。

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